2011年2月10日木曜日

十八章 観光進行計画より

愛媛県庁の中の観光課にいる大学時代の親友から連絡があり、北条で会いました。お互いの意見交換をする中で、松山市役所の方からいただいた「松山市の観光進行計画」を開くと、友人もこれは熟知していました。



観光客アンケート「訪れた観光スポットの中で、他人に勧めたい観光スポット」第一位は道後温泉(納得)。北条鹿島はというと、すべての世代で0ポイント(これも納得)


観光客が少なくなってもう20年以上も経つそうですが、地元から「鹿島をどうにかせんといかん!」という声があがらなかったこと自体が僕には信じられないのです。どうしてなのでしょうか?誰かがそういう声をあげても皆黙殺していたのでしょうか?


「ほおっておいても、まあいつか誰かががやってくれるだろう、、、。」保守的なこの町のいいところであり、悪いところでもあります。


友人はそんな地元の消極さを責めることなく、「どこも同じ。地元の人をその気にさせてまちづくりに参画させるのもある種、行政の仕事よ」と言ってくれました。


我々のような団体は地元の声の拡声器にすぎません。うまく利用して下さい。


以下、「松山市の観光進行計画」資料より、某東京の旅行会社A社からの声。

「地元の人が何もないと思うような昔の町並みをお客さんは喜ぶ」、
「観光客にうける町並みの条件は、町の景色の中に海か川があること」、
「リピーターの心をつかむのは、味覚よりも風景が圧倒的に多い」、
「首都圏の客層に反響がよいのは、西日本ならではの瀬戸内海の景色と歴史」、
「新たに作るよりも、昔から残っているものにこそ魅力がある」。

北条鹿島はどれにも当てはまりませんか?