2012年3月29日木曜日

百四十一章 健闘!

今日、松山坊ちゃんスタジアムで行われた春の高校野球愛媛県大会、第二試合の北条高校−川之石高校の試合は、追いつき追い越しの観客も気の抜けないすごい試合になりました。

川之石  1 1 0   0 0 0   0 1 1   0 0 0   2 1     7
北 条  0 0 1   0 0 2   0 0 1   0 0 0   2 0     6

惜しくも延長14回7−6で川之石高校に敗れましたが、粘り強い素晴らしい戦い。川之石高校は部員が全部で13人、北条高校は17人。こんな両校がこんな素晴らしい試合をみせてくれたことに胸が熱くなりました。

応援の皆さんも納得の表情。きっと北条高校はこれからもっと強くなる!そう確信した試合でもありました。

おもしろい発見がありました。試合中エースが打たれても「めっちゃええ球やった!」とか、野手がエラーしても「エラーOK〜!」とか、選手はお互いをむっちゃほめあってるんです。だからみんないつも笑顔。むっちゃほめあいながら野球してたら、そりゃ脳からアドレナリンびゅんびゅん出てリラックスするわ、楽しいわ!いい指導だなあ〜と思いました。

今日の試合観て思った。澤田イズムがようやく浸透してきました。
澤田監督、引き続きご指導よろしくお願いします。

2012年3月27日火曜日

百四十章 県大会出場決定!

昨日松山坊ちゃんスタジアムで行われた春季四国地区高校野球大会中予地区予選 代表決定戦において、北条高校が上浮穴高校に28-0(五回コールドゲーム)で勝ち、愛媛県大会出場を決定しました。


愛媛県大会は3/29から。北条高校の一回戦は29日坊ちゃんスタジアム第2試合川之石高校と対戦。

がんばれ!北条高校野球部!

2012年3月21日水曜日

百三十九章 サブカル

道後温泉で「芸術」って、なんか似合いますよね!
道後から世界に芸術を発信するそうです。
すごくいい。

松山市は文学の街と呼ばれます。
坂の上の雲や漱石、子規さんのお陰でしょう。
しかし僕には「文学」「芸術」と言われるとなんか敷居が高い気がして。
子規さんや漱石さんがやってきたことも元々は大衆的なお遊びだったんですけど。
伊予漫才も、浮世絵のようなエロ本だって、
何百年以上経てば「文化財」と呼ばれるようになる(笑)。

僕は北条に住むずっと前から、
「松山が文学の街ならば、北条はサブカルチャーの街になればおもしろいのに」
と思っていました。

「サブカルチャー」とは、「芸術」、「文学」の控え選手です。

今でこそ崇められているJAZZやボサノバなどの当時は革新的だった音楽だって、
元々は大衆が作り上げたサブカルチャー。
また、北条を舞台にした「花へんろ」他、茶目っ気がありドキドキと感動の詰まった早坂暁作品は、僕の中ではJAZZのスタンダード「A列車で行こう」そのもです。

サブカル、日本が世界に誇るアニメや特撮映画、フィギアやマンガ、
ROCKにフォークソング、懐かしの昭和歌謡もそう。

昭和のサブカルチャーをリードしたカリスマ漫画雑誌「ガロ」に
連載を持っていた得松ショージさんは今堀江に住んでいますし、
現在の日本サブカルチャーの旗頭のような漫画家和田ラヂヲさんも松山在住。
かつて日本最大のアマチュアバンドコンテストで優勝し、
山下達郎氏の音楽事務所に所属しながら
様々なサブカル活動をしていた某氏も北条に住んでるみたいですし(微笑)。
まだ手垢の付いていないサブカルチャーの素材、人は松山のあちこちにあります。
うまく使っていけば面白いことができそうです。

愛媛のサブカルチャーをリードする土手内に建つ家具屋さん「TOWER」さんのお陰で
この数年、流行に敏感な若者が松山から北条に集まってくる傾向があります。


道後で芸術。北条でサブカルチャー。
なんかイカしてます。そして楽しそう。
松山のフィールドミュージアム構想のサブゾーンでサブカルチャー。
北条から日本のサブカルチャーを世界に発信していくなんて夢、いいなあ。
また一つ笑顔が増えます。(^^)

知る人ぞ知る松山在住の漫画家「和田ラヂヲ」氏の↓イラスト作品。


2012年3月16日金曜日

百三十八章 願い文にラヴ注入!

今年も北条鹿島の夫婦岩に架かる大しめ縄に練り込むあなたの「願い文」を大募集!
あなたの想いを大しめ縄に練り込んでみませんか?願い文にラヴ注入!恋愛成就、結婚結願。効きます!
鹿島祭りの願い文の用紙とポストをJR北条駅前に設置いたしました。
早速書いて入れている女性もいたようですよ。
効きます!
あなたの願いを鹿島の神様は、聞きます!

2012年3月13日火曜日

百三十七章 昭和レトロタウン

先日、BS日テレで「松山市ことばのがっしょうコンクール」のドキュメント、「松山市ことばのちから実行委員会」の取り組みが全国に放送されました。
録画してたビデオを見ながらかみさんと共に号泣。泣いた後は憑きものがとれたように目元がすっきりしていい顔になってました(自分でいうな)。我がまちのことばに対する取り組みを誇りに思いました。子規さんもさぞかしお喜びのことでしょう。

この番組の後半に、大分の豊後高田市の昭和レトロタウンのまちおこしの取り組みが紹介されていたのですが、この町のまちづくり活動が素晴らしかったのでご紹介します。

北条と同じくらいの規模の商店街を持つ豊後高田市、10年前まではほとんどのお店のシャッターが降り、「鉄砲を撃っても誰にも当たらない」と言われるほど人がいない商店街だったそうです。「にぎわっていた昭和30年代頃の町の雰囲気に戻せば人が戻ってきてくれるのではないか?」と思いつき、1人の人が昭和のまちおこしを提案するのですが賛同者はたった4人。「何もやらないよりは何か始めよう」と7店舗からスタートしたこの町の昭和レトロタウンのまちおこし、最初の年に2万5千人が訪れ、人が来るようになって賛同してくれる店舗も増え、10年経った現在、なんと年間40万人の観光客がくる有名商店街になりました。
この商店街を一度見ておきたいと思い、
先週水曜日、休みを作って日帰りで豊後高田市へ行ってきました。
夕方4時頃豊後高田市に到着。
駐車場が広いのがいい。これなら観光バスもたくさんやってこられるので旅行代理店の人もツアーに組み入れやすいですよね。
駐車場の横には蔵を改造した総合案内所、昭和のアイテムを展示している昭和ロマン蔵が。
平日だったので観光客の姿はほとんどありませんでしたが、地元の子供たちがこの昭和レトロの雰囲気漂う場所で遊んでいる姿がなんとも良かったです。レンタル自転車も整備され、懐かしい昔のトラックや乗用車が展示されていました。
昔のテレビやラジオが展示。
アイロン、タイプライターなどの生活感漂うものも。
他にもいろんな部屋があり、入館料は大人600円でした。
総合案内所、昭和ロマン蔵の全体像。
ここから徒歩3分ほどのところに商店街があります。
こぢんまりとした商店街です。
旧196号沿いや旧北条市役所辺りまで入れると北条の方が商店街は大きいです。
市の補助金三分の一、県の補助金三分の一、
自費三分の一で看板やお店をリフォームしています。

魚屋さんも。
薬屋さんも。
商店街にある展示館は無料。お金を落としてもらいたいのは商店街のお店だからです。
土日祝日にはレトロバスが無料で運行。レトロバスは寄付金で購入したそうです。

休憩所では自分の生まれた日の新聞を見ることができます。
お金がない中、いろんなアイデアで町を盛り上げています。
グルメイベント。
季節ネタイベント。
下の写真、実は営業していない元映画館だった建物。
昔の看板を掲げただけで賑やかさが増します。
このたばこ店も営業していません。自動販売機がメインの店です。
商店街の4割の店舗は閉まってました。
しかし、営業していないお店に昔の看板を掲げたり、
営業していない衣装店のショーウインドーにおひな様をかざったり、
空き店舗を展示場所として活用させてもらうと町全部を博物館にできますね。
まさにフィールドミュージアム。

道沿いにこんな給食の食器を置いてみたり、
美空ひばりさんの写真やパチンコ台を置いてみたり、
アイスキャンディーを売っていた自転車があったり、
住民にも協力していただき、民家にこんな看板を貼るだけで昭和の雰囲気。
簡易テントでお店を出せば、改装費も建設費もいりません。
倒産したガソリンスタンドもこの通り、素敵な昭和のオブジェに早変わりです。
この後ろには大きな土管が3つ積んであり、昔の原っぱさながら、
子供たちが土管の中に寝そべって遊んでいました。
お金をかけないでよく考え、とてもよく出来てます。
商店街の中には公衆のトイレはありません。
この日、高知のとある町の方々も商店街の人に話を聞きに視察にお越しになっていましたが
様々なアイデアが落ちてる場所でした。
タイムマシンに乗ったみたいな町、
たった4人が、市と協力して始めた商店街です。
やる気があれば10年でこんなことができるんだ、、、。
統一した「コンセプト」と住民と行政の「協力」が大事だと痛感した旅でした。
やるか?あきらめるか?
どうか一緒に力をお貸し下さい。

2012年3月6日火曜日

百三十六章 伊予の江ノ島

写真は、神奈川県湘南江ノ島。
思えば、家内との初デートはこの江ノ島でした。
どことなく鹿島と似ていませんか?
江ノ島には橋が架かっていますが、鹿島もかつて橋を架ける計画があったそうです。
「あの時に思い切って橋を架けとったらなあ〜」と近所のおじさんが話してました。
鹿島の中がもう少し整理されたら、
伊予の江ノ島、瀬戸の江ノ島と堂々と呼んでもらえますけどね。
僕は土手内から見た鹿島の景色の方が湘南より好きです。
鹿島の未来が見えますか?