昨日NHKテレビで道場六三郎さんの特集番組をやっていました。
道場六三郎さんと言えば「料理の鉄人」として一世を風靡しましたが、松山によくおいでになっているようです。
昨日の番組の中でもありましたが、道場さんは特に北条の海で捕れた魚を気に入っているらしく、早朝に北条魚港で魚の買い付けをしているシーンがありました。
道場さんの東京銀座のお店では北条の魚が使われているそうです。
そういえば去年地元の人から、「ラジオで北条の魚が美味しいと言うたらいかんよ。もうすでに松山の業者が北条まで買い付けに来て地元の人が買いにくくなっとるんじゃけん」と言われたことがありました。
北条の海で美味しい魚が豊富に捕れる理由は北条独特の地形で説明がつきます。高縄山に降り注いだ雨はバクテリアなどたくさんの栄養を含んだ水とともに河野川とその支流から瀬戸内海へと流れ出し、多種多様の魚が捕れる豊かな北条の海を作っています。
また、北条の海は白砂。白砂の中に潜むキビナゴを食べたタコや魚は甘みがある。どろの海に住む魚よりも臭みがなく美味しいと言われます。
全国でも評判の道場六三郎さんの作る美味しい料理を支えているのは、北条の魚たちなのです。