2011年1月23日日曜日

五章 ジブリの絵職人きたる。

愛媛児童版画コンクール「天才チルドレン」の審査員として松山にお越しになっていた日本を代表するアニメーション美術監督、ジブリの絵職人こと「男鹿和男」さんが北条にお越しになりました。

 


男鹿さんは、北条鹿島の風早社中の顧問になっていただいているエヒメデザイン協会の山内会長の東京のデザイン専門学校時代の同級生。その縁あって松山にお越しになったらいつも飲み会に誘っていただいています。

この日は風早社中の皆で男鹿先生を囲んで、小説「花へんろ」の舞台であった居酒屋「勧商場」で飲み会。 

男鹿先生は謙虚でやさしくて魅力的なお方なんです。癒されます。 


「僕のことを先生と呼ぶならもう来ないよ!」と言われ、「わかりました。男鹿のおじさん!」と言うと、「おじさんもしっくりこないなあ〜(笑)」と秋田なまりで。 

男鹿さんは僕らが子供の頃に見た日本のたくさんの有名アニメを手がけてきました。 

*ど根性ガエル 
*みなしごハッチ 
*ガンバの冒険 
*巨人の星 
*侍ジャイアンツ 
*あしたのジョー 
* はじめ人間ギャートルズ 
*樫の木モック 
*元祖天才バカボン 
*エースをねらえ!他 

また、 

1988年 となりのトトロ 
1989年 魔女の宅急便 
1991年 おもひでぽろぽろ 
1992年 紅の豚 美術 
1994年 平成狸合戦ぽんぽこ 
1995年 耳をすませば 
1997年 もののけ姫 
2001年 千と千尋の神隠し 
2002年 猫の恩返し 
2004年 ハウルの動く城 
2006年 ゲド戦記 
2008年 崖の上のポニョ 

など、ほとんどのジブリ作品の背景美術の要として宮崎駿監督を支えています。 


東京を皮切りに全国9都市、松山でも開催された個展「ジブリの絵職人・男鹿和雄展」では、なんと約100万人動員という驚くべき数字を記録。 

2009年、男鹿さんを招いて松山市堀之内で行われた写生大会には1000人近くの子供たちが参加し、たくさんの笑顔の花が咲いたこともあり、今元気のない北条地区を盛り上げるために、「鹿」つながりで、北条地区の鹿島でも男鹿和男写生大会をやってください!と何度も頼んでおきました。 


近くきっと念願叶う日が来ると思います。 


下写真の男鹿和男さん、「北条鹿島の風早社中のHPに写真を載せたいので写真を撮らせて頂いてもいいですか?」とおことわりをし、「こんなので良ければどうぞどうぞ」とおっしゃっていただいた直後にパチリ。 




この夜は、日本酒を飲んでご機嫌だった男鹿さんに、アニメ制作中の数々のエピソード、宝物のような裏話と彼の哲学を聞かせて頂きました。6時半から始まった飲み会も気づけば深夜0時をまわっていてびっくり。楽しい時間は過ぎるのが早いです。 


男鹿先生、いや、男鹿さん、また必ず遊びに来てください。今度は桜の頃に来松予定だそうです。