一昨日梅雨入りを見越していたように、うちの近所の畑では農家の方々が一斉にタマネギを収穫していました。知名度ブランド力では淡路島に1歩リードされてますが、北条のタマネギは大きくて甘くてうまいんですよ〜。
風早社中会員の砂本さんご一家が営む「オジイ・ベジタブル・ファーム」では、昔ながらの方法で稲木にかけ、たっぷり日光を浴びたおいしいお米や無農薬の安心安全な野菜を作っています。
その「オジイベジタブル・ファーム」の余った畑をお借りして、無農薬で有機肥料を使ったにんにく栽培をはじめて今年ではや3年目。
去年の10月20日、三浦工業の裏あたりにある、高縄山の風が吹き下ろす広大な畑の隅、五畝(一反の半分)に、昨年とっておいた種を植えました↓
あれから7ヶ月、今年は今までで一番の大豊作。ほぼ同じ位置から撮影した写真です。上と下の写真を見比べてください。まさに自然の恵みですね。
タマネギのように大きなニンニクもあります↓化学肥料や農薬を使わなくても小さな種がここまで大きく育つのは北条の肥沃な土のおかげかもしれません。
無農薬、有機栽培は大変手間のかかる作業です。この半年、草引きや追肥にたくさんの時間と労力を費やしてきました。
一昨日収穫したにんにくは、みかんのキャリーケース37ケース分、約500kg。これぜ〜んぶ、根と茎をはさみで切って納屋に収納。
早朝6時半から作業をはじめて、終わったのが陽が落ちた19時半。農業は化学や生物学の知力も必要ですが、やはり体力勝負です。
今日は筋肉痛で足腰がガタガタ。両手も握力が出ないのと、豆がつぶれた所が化膿して痛くて痛くて。農家のおじさんのグローブのように分厚い手のひらが頼もしい、、、。
一昨日収穫した、通称「無農薬 風早勇気にんにく」が、青森の有名にんにくを凌ぐようなブランドになって、松山の、愛媛の切り札になる日はこないかも知れません。しかし、愚直なまでに苦労しながら愛情を込めて作った安心安全な作物を、自信を持って提供できることの喜びを、正しい農に触れて知りました。
大きくなることが、有名になることだけが目的ではあってはなりません。まじめでやさしいものに触れたいときには是非、北条へ。