2011年3月2日水曜日

二十九章 仲七さん跡

鹿島の閉まったままになっているお店の再生は特に重要だと思います。

写真の建物は鹿島神社の左横に建つ、かつて貸しシートや貸しボート屋さんとしてにぎわっていた「仲七」さん跡。



持ち主の方から「もし使えれば使って良いよ」との言っていただいたので視察に行ってきました。

入口の木戸は釘が打ち付けられ封印状態。鹿島神社のお世話をなさっている「鹿青会」の会長さん柿本さんが、大工道具を持って来てくれ、強引にドアをこじ開けてくれました。


戸を開いてすぐ目に入ったのは、ほこりが積もった机。その横には懐かしい古い扇風機など。


机の上にあった領収書を見ると日付が「平成11年」と書かれてあったので、10年前まではお店を開けていたのでしょうか?とすれば、10年振りのご開帳。


少しかび臭い店中に入ってみると奥には、貸し出し用のゴザやパラソル、浮き輪、ビーチボールも健在。



奥には炊事場があり、きれいに整頓されていました。


電気もつきましたが、いかんせん建物の傷みが激しく、改装してどうこうできるレベルではありませんでした。もったいないけれどここは使えないと判断。持ち主の方にそう伝えることに。

けど、ここを建て替えるとなると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。わんさか人が来ていた時代はすぐに取り戻せたかも知れませんが、今では夢の又夢。撤去するにも大金がかかるでしょう。

鹿島の店舗再生は難題です。