2011年3月12日土曜日

三十五章 もし時間が巻き戻せるならば

テレビで映し出される惨状、言葉が出ません。「がんばって」とも言えない惨状。 

昨日16:30、友人をJR松山駅まで送っていった際、「大津波警報のため電車が止まっている」というので、なんだろう?と。 直後、NHKからラジオ番組中止の電話。どこの地震なんだろうと車内のテレビをつけると、「地震で33人の死者」のテロップ。映像を見て、こんな大地震で33人では済まされないのでは、、、? と思ったその悪い予感は的中。時間が経つにつれ被害者の数、行方不明者の数が増えていきました。それにしてもまさか、ここまで酷いことになっていたとは想像もしなかったのです。世界最大級地震と今朝の新聞の見出しには書かれていました。 

東京の家族や友人に電話しても繋がらず、夜になって無事を確認。報道によると今回の地震は不規則で予想できないことが多く、今後もまだ余震が続くようですから、予断は許されません。我々の住む四国だって活断層が通る島。油断大敵です。 


天災や戦争は町のすべてを奪い去っていきます。


テレビの映像で流れる大被害の出た東北の太平洋側の町のみなさんだって、愛する故郷のため懸命にまちづくりをやっていたことでしょうに。家や職場、身内の命を無くされた方々、試練というにはあまりにもつらい目の前の現実ですが、試練と思って乗り越えるより他ありません。 

時間を巻き戻せるなら、地震や津波の来る前に皆に知らせたい。もし時間が巻き戻せるならば。