2013年7月22日月曜日

二百六十九章 まさに昭和の賑わい

昨日、北条駅前から鹿島で行われた「ここ夏 鹿島ke 駅前ゆかたまつりz」
僕は高校野球中継のため夕方からの参加でしたが、
賑わう町を見て涙が出そうになりました。
聞けば、午前中からずっと人が途絶えないとの事。

駅前の巨大流しそうめんも今ではすっかり風物詩。
駅前商店街のおじさんたちも浴衣美女の姿に大張り切り。

「どちらからですか?」
と、何人かのお客さんに話しかけました。
「むかし北条高校に通いよったけどここに来るのは10数年ぶりや」
というお兄さんや、
「実家は近くなんやけど、こんな面白い事しよるなんて知らんかった」
と話す小さなお子さんを連れたお父さん。

その賑わいと笑顔は夜遅くまで絶えませんでした。
松山市が掲げる「風早レトロタウン構想」のキーワード、
「昭和のにぎわい」、「人々の笑顔」そのままの、素晴らしいイベントでした。

6月の松山市議会をたまたまテレビ中継で見ている時、
とある議員さんが、
「この前北条に視察に行ったがあそこはダメだ。
いくらやっても可能性がない、税金の無駄だ」
というような趣旨の事を言ってました。

「ご年輩の方々が中心となり、こんなに一生懸命やってるのに、、、」
と、僕は怒りを通り越して悲しくなりました。

この議員さんは「賑わい」という言葉を勘違いをしている気がしました。
僕たちが北条を東京みたいにしようと思っているのではないかと。

週末だけでも皆がリラックスしに来れる町が近くにある。
観光客も立ち寄ってもらえる「やさしい町」。
週に1日、皆の笑顔の花が咲けばそれでいいのです。

昨日、土手内海岸では、おしゃれな海の家「サロンDOTE」が開かれました。
毎週日曜だけ開催されているお接待の「海の家」です。
日常の疲れをここで癒してもらえればと、ここの住民が考えた
自主的な町おこし企画。

「風早レトロタウン構想」の良い余波は、
数時間だけ北条視察に来たこの市会議員さんの知らない所にも
しっかりと飛び火しているのです。