2013年2月4日月曜日

二百十八章 2月4日(月)の愛媛新聞より

今朝の愛媛新聞より。

愛媛在住の吉本興業の芸人さんが、
北条鹿島沖の大しめ縄にぶらさがるCMを沖縄映画祭で流し、
愛媛の観光PRをする旨の記事が出ていました。


昨日の午前のTVには全国ネットのワイドショーで
吉本興業の友近さんが愛媛ミカンのPRをしている映像が流れていましたし、
夜には同じく全国ネットの人気TV番組で
愛媛のグルメの情報が大きく時間を割いて放送されていました。

最近、愛媛県や松山市はPRの仕方がとてもうまいなあ〜と感心させられます。
元テレビ制作のプロが現市長ですから当然といえば当然かも知れませんね(笑)

今更ながら
外へ向けての営業活動やPR活動は本当に、本当に大事です。
日本も、愛媛県も、北条も。

徳島の祖谷の山奥の民宿が外国人観光客で一杯だというニュース、
以前、NHKの番組で特集が組まれ話題になりましたが、
実はあれはオーストラリアに住む某大手旅行代理店勤務の
徳島出身の松山大学の後輩が仕掛けた成功の一例でした。

偶然では成功は滅多に生まれません。
皆が知っている成功事例の裏には
綿密に仕組まれたしっかりした設計図と企業投資と
熱を持った人たちの行動があるものです。


僕は「保守的」と言われる町ほど「内弁慶な町」が多いような気がしています。
もっともっと外に向けてPRしていかないと、愛媛県内だけの需要など知れてます。

北条のような美しい、けど、何もない町こそ、
旅が好きな都会や外国の人が行きたいと望んでいる手つかずの理想の観光地。
もっともっと県外や外国の方々に知って頂きたい。

「保守的」の真逆、「革新」が大好きなお隣の高知。
カツオの水揚が日本一じゃないのはご存じでしょうか?
事実上は日本一なのに。
高知がカツオ水揚げ日本一じゃないのはなぜか?
その理由は、
高知の漁師さんは東北や九州など、
高知よりも値段の高く売れる港で水揚げをするからです。
他県で水揚げをすると言うことは、それだけ他県との人的交流も深いということ。

さすが日本初の株式会社を作った龍馬さんを産んだ町。
高知の漁師さんは元祖広域経済人なんですね。

かつての北条や三津浜は広島などとの交易で栄え、
様々な文化や人との交流が行われ栄えてきました。

自分を戒めるつもりでもう一度書きます。
保守的な町、保守的な人ほど、中にこもりがち。
中には強いが外には弱い内弁慶じゃダメ。

島国日本のその中の島国四国、
そしてその中の小さくて美しい瀬戸内を持つ愛媛、
その中の小さな小さな田舎町。

僕が大好きなこの田舎町。